東京平版株式会社
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本づくりと桜

外堀通りの桜も咲き始め、いよいよ春到来ですね。
皆様お元気でしょうか。デザイナーの藤井です。

今日は「本づくり協会」さんが主催する
「本づくり学校終了展」に行ってきたお話しです。

 

本づくり協会とは、
「失われつつある手を使った本づくりの技術と
それを取り巻く文化を受け継ぐ拠点」と紹介されていて、
美術製本会社の美篶堂さんが運営しています。

わたくし自身、実家が本の多い家だったので、
本が身近な存在でした。
その中でも単行本や美術書など、比較的高価な本は
その見た目や触り心地から子供心にも
「これは特別なモノだ」と認識して、丁寧に扱っていたのを覚えています。

会場は飯田橋駅から10分ほどの場所にある「本づくりハウス」です。
このあたりは印刷博物館や活版印刷の嘉瑞工房さんがあり、
本づくりに関する多様な会社が集まる場所です。

 

会場には様々な素材で作られた美しい「本」が並んでいて、
その丁寧なお仕事に目を細めてしまいました。

 

ワークショップにも参加し、糸かがりの手製本を体験しました。
洋と和の2種類の糸かがり製本は、どちらも理にかなったシンプルな構造でした。
また、服飾出身の私には、針と糸を使った製本が妙にしっくり来て、
製本について、もっと深く学んでみたいと思いました。


とても新鮮な体験と、目から鱗なお話を聞くことができました。
本づくり協会の皆様、本当にありがとうございます。

この終了展は今週末24日の金曜日まで開催しているので、
ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

 


外堀通りの桜は、場所にもよりますが、
飯田橋駅を降りて、カナルカフェから、
アンスティチュ・フランセのあたりまでは
3月22日現在で、二から三分咲きと行ったところ。

まだまだゆっくり楽しみたいと思います。
それではまた。ごきげんよう。

藤井