おはようございます。
東京平版株式会社Dルーム、
デザイナーの藤井です。
今日は梅雨明けを予感させる快晴ですね。
空を見上げるだけで嬉しくなります。
先月、メディア・ユニバーサルデザイン(以下、MUD)
検定試験を受け、無事合格しました。
殆どの人が「MUDって何?」という感想をお持ちだと思います。
MUDの説明の前に、その元となる「バリアフリー」について説明します。
バリアフリーとは、障害を持っている方が社会参加する為に
バリア(障害)を除去しようという考え方です。
建物などの身近な例を挙げると、
足の不自由な方の為に階段に手すりをつけたり、
車椅子用のスロープをつける事などです。
これは、既存の建物が「健康で標準的な体型の人」を対象に
作られて(デザインされて)いる為です。
バリアフリーの考えをさらにもう一歩進めた考えを
「ユニバーサルデザイン」と言います。
それは障害を持つ人だけではなく、
「誰にとっても使いやすいデザイン」です。
ユニバーサルデザインの定義は
「特別な製品や調整なしで、
最大限可能な限り全ての人に利用しやすい
製品やサービス、環境のデザイン」です。
私たちが受けたMUD教育検定は、
視覚に障害がある方や高齢の方でも正しく読め、伝わるよう
色や書体などを工夫する方法についての講義と
その内容理解の為のテストがセットになっています。
また、休憩時間には高齢者の疑似体験ができます。
視野が狭くなる眼鏡をかけているのですが、これが怖い!
高齢の方の気持ちが少し分かったように思います。
MUD教育検定は、合格したら終わりではなく、
日々の制作物にMUDの考えを取り入れることが重要です。
そして、その実践で培ったノウハウを活かして、
新しい企画やサービス、商品を生み出していきたいと思います。
藤井
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