2022年10月15日(土) 神楽坂 毘沙門天 善國寺境内のスペースにて
東京平版まち飛びフェスタ実行委員会メンバー8名で、
「印刷のお仕事ってなぁに!?」という印刷と
弊社の仕事を知っていただくワークショップを開催いたしました。
日差しが暑すぎるくらいの晴天に恵まれ、
128名の方にご参加いただきました。
体験していただきました皆様、ありがとうございました!
今回のワークショップを振り返ってみようと思います。
まず印刷物は大きく4つの工程でつくられています。
①デザイン・制作
②製版
③校正
④印刷
この後に折りや製本といった「加工」という工程があり、製品として仕上がります。
今回のワークショップではこの①〜④の工程を、
実際に見て触って体験していただくことで“知ってもらう”ことをコンセプトとしました。
〈デザイン・制作〉
①-1 フォントトランプ
①-2 フォントカルタ
①-3 本のまちマップ+自分で作ろう神楽坂マップ
大手書体メーカーの「モリサワ」フォントを使った「フォント=書体」を知ってもらうアイテムを作りました。
同じ文字でもこんなにイメージが違います。
フォントカルタは、そのフォントの持つイメージや起源を 5-7-5 になぞらえたカルタに。
カルタで遊びながらフォントを感じていただけます。
◎ハマる方は非常にハマるらしく長時間遊んでいただいた方がいらっしゃいました!
本のまちマップは弊社のご近所にある中町図書館様と一緒に制作している、
毎年、本をテーマに展開している神楽坂紹介マップです。
今回は何も書き込まれていない神楽坂のマップを作り、
まち歩きをして実際に書き込んでいただけるものをご用意しました。
◎本のまちマップはサンプルとしてご用意しておりましたが、早々に品切れに!
〈製 版〉
②-1 印刷の色の作り方〈4枚のフィルム〉
②-2 高精細オフセット印刷〈犬と猫のポストカード〉
②-3 用紙に合わせた色調補正〈黒い犬と黒猫のポストカード〉
カラー印刷が実は4色しか使われていないことを4枚のフィルムを使って解説。
◎実際に重ね合わせた時に多くの方に「おぉーー!」と驚いていただきました!
高精細オフセット印刷 は、印刷が細かい点の集合であることと
点の大きさが変わることでどのような違いが出るのかを
ルーペを除いて見ていただきました。
また用紙の種類によって色が大きく変わってしまうこと、
その特性に合わせた色の調整を弊社で行っていることを見ていただきました。
◎用紙特性のサンプルポストカードは環境配慮資材である「間伐材」を使った用紙です。
SDGsの動きが活発化する中、印刷業界でも用紙選択に配慮が必要な時代になっています。
〈校 正〉
③-1 間違い探し 子供用
③-2 間違い探し 超高難度
校正は実際に印刷する前に確認をする工程となります。
今回は実際に起こりうるデータ上のエラーを、間違い探しという形で体験していただきました。
印刷業界ならではの「ペラ検」と呼ばれる手法も合わせてご紹介しました。
◎超高難度は本当に難しかったのですが、イベント終了間際まで粘って全て見つけた団体がこちら↓↓↓
〈早稲田のジャズサークルの方達〉記念撮影もしていただきました!
〈印 刷〉
④-1 参加賞1 製本の仕組みがわかるノート
④-2 神楽坂デザインブックカバー
今回ご用意したワークショップではスタンプラリー形式で体験いただいた内容ごとにスタンプを押して、最後に受付でスタンプカードと引き換えに東京平版オリジナルアイテムをプレゼントしました。
◎弊社デザイナーの山岸が考案した目の覚めるような美しい色のノートで、ちょっとした仕掛けが施されています。
ブックカバーは本のサイズ合わせていただける折り線入りで神楽坂の石畳をイメージしたものと毘沙門天カラーを使ったモンドリアン調の2種で、それぞれお好みのものをお持ち帰りいただきました。
体験いただいた多くの方に「面白かった」「勉強になった」といったいうお声をいただき、
メンバー全員が手応えを実感できる、とても充実したワークショップとなりました。
〈撤収後のメンバーショット〉
今回、ワークショップや会社見学を希望されるお声を複数いただきました。
神楽坂振興とともに、弊社を知っていただけるようこれからも情報発信を続けていきます。
今後ともよろしくお願い致します。
東京平版 まち飛びフェスタプロジェクトメンバー 一同