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キメの細やかな印刷

営業部の石川です。

今回は印刷のキメの細かさ=「印刷線数」についてちょっと触れてみます。

 

 

皆さんが日常見ているカラー写真などの諧調のある印刷物は、

写真の色や濃淡を網点の変化によって表現しています。

その網点の大きさの設定がいくつかありますが、その一つに

網点の並びを線状に見た場合、1インチ(25.4mm )に網点が何個入るかを表すことを「印刷線数」といいます。

単位はlpi (line per inch)と言いますが、

印刷物上の写真のきめの細かさを表す単位ともなるのでとても大切です。

 

一般に印刷時に使用される線数は下記のように分類されています。

・上質紙など(書籍・帳票類などに使われる):1色~2色印刷 →  100~150線

・コート紙・アート紙など(カタログやポスターなどに使われる):多色~カラー印刷 → 150~200線

 

そして現在ではCTP(フィルムを使わずにデジタルデータから直接印刷用の版を出す)の普及と

印刷機性能の向上で更に細かい網点での印刷がおこなわれています。

弊社ではご要望次第ですが、280線での印刷に取り組んでいます。

 

175線

 

280線

具合的にはこんな網点の大きさのイメージなります。

 

印刷線数が高ければ高いほど写真を表す一つの網点が小さくなり、

より精密に絵柄の細部を表現することができます。

※175線であれば、1インチの中に175個の点で表現されているということになります。

 つまり280線は1インチあたり280個の点で成り立っているということになります。

 逆に印刷線数が低いと網点が目立つようになり印刷が粗い印象になります。

 

 

 

この度、月刊「印刷情報」3月号の表紙の印刷を弊社で担当させていただきました。

280線の印刷になります。

(印刷出版研究所で定期的に発刊している印刷関連業界の皆様へいち早く市場動向、経営・技術動向を発信してる情報誌です。

プリプレス、印刷、製本、後加工といった印刷技術動向のほか、最新のテーマで特集を企画し

毎号関連する企業・団体の取り組みのほか、識者から業界へ向けた提言も掲載している専門誌です。)

 

印刷線数は印刷時に大きく関係しますが、データ入稿時にも確認をしておくことをオススメします。

 

キメの細やかな印刷=高精細印刷は、東京平版に、是非問い合わせ下さい。

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