営業部の石川です。
今年最後のブログになります。
コロナに振りまわされた1年、時が経つのは早いものですね…
今年も残りわずかとなりました。
今回紹介するのは第38回目となる年末恒例の「日本伝統漆芸展」の話です。
私たちが日頃目にする漆芸は、古くから芸術的にも、技術的にも、
日本国内で高度の発達をしてきた文化です。
この日本の漆芸は、世界の人々の注視を集めており、
世界に誇れる日本の工芸の代表と言えます。
その漆芸の頂点になる「日本伝統漆芸展」に携わって今年で38年目になりました。
歴史ある作品集の印刷に38年間連続で携われた事に感謝しております。
今回も、アートデレクションとデザイン制作、撮影を
デザイン会社の「RAM」でおこないました。
様々な分野で活躍しているデザイン会社で、
特に美術関連では実績も豊富でとてもセンスある作品を世に出しております。
当社はこの作品集の、製版と色調確認、
高細線印刷から製本加工までの行程に携わりました。
280線使用の印刷なので、質感等の技法が細部にわたり忠実に再現され、
とても迫力のある図録に仕上がります。
(通常印刷は175線になります)
中身はこのような形で進行しています。
(まだ、製本見本ができていないので刷り出しでごめんさい)
伝統を重んじる中に作品集に新しいデザインを吹き込む事で、
日本の文化である漆芸をより沢山の人たちに広められればと思います。
日本を代表する伝統漆芸を、印刷物をとおして現代に発する事が私たちに課せられた責務であり、漆芸の健全な発展に少しでも印刷会社として寄与できればと思っております。
「第38回日本伝統漆芸展」
2021年1月13日より1月26日まで
西武池袋本店6階アートギャラリーにて一般に公開されます。
2021年1月30日より2月22日まで
石川県輪島漆芸美術館
2021年3月13日より3月28日まで
高松市美術館
2021年4月6日より4月12日まで
そごう広島店
2021年4月20日より5月30日まで
熊本県伝統工芸館
全国5会場を巡回いたしますので、
日本が誇る伝統工芸を是非この機会に感じて下さい。
1年間弊社ブログにお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、みなさま良いお年をお迎えください。