東京平版(株)のデザイナーの藤井でございます。
今日は思いつくままに、
私と神楽坂について書こうと思います。
私が東京平版に入社したのが2010年です。
会社の面接の際に初めて神楽坂を訪れ、
その時感じた「面白い町だな」という印象が
10年経った今も続いています。
神楽坂と自分自身とに淡いご縁を発見するととても嬉しくなります。
例えば宮城道雄の父親が私の出身地である広島県福山市鞆の浦の出身だったり、
夏目漱石の妻、響子の祖父が同じく福山市(当時は藩)の出身だったり。
神楽坂は学べる街でもあります。
神楽坂在中のグラフィックデザイナー
U.G.サトー氏の作品に影響を受けたり、
矢来町に住んでいた古今亭志ん朝の落語を
YouTubeで毎晩のように聞いたり、
夏目漱石の作品群から、
神楽坂に関する部分を読み漁ったり、
神楽坂粋な街づくり倶楽部主催の
「花押」制作教室に参加してみたり、
中町図書館主催の有限会社字游工房代表の
鳥海修さん(書体設計士)の講演会を聞きに行ったり、
数え上げたら切りがない程です。
大久保通りの拡張工事の影響で
神楽坂とその周辺の雰囲気が少し変わりそうですが、
いつまでも神楽坂らしい大人の色気と
歴史と文化を感じさせる街であってほしいと思います。
藤井