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意外と知らない、重ね刷りの妙

今回は、同色での重ね刷りの効果をお見せします。
用紙はコート紙とマットコート紙を使用し、
スミアイのインキでそれぞれ3度刷りを試してみました。
印刷面の半分を0~100%のグラデ、残りの半分はベタの下地をつくり、
その上に文様をベタで1回・2回と入れて、その出方の違いを見てみました。

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まずはスミ刷の方から、$東京平版のブログ
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文様は認識できますが、2度刷と3度刷の差はあまり出てきません。
マットコート紙で刷った物の方が、幾分か文様は出てきています。
$東京平版のブログ$東京平版のブログ次にアイ刷です。
効果覿面です!!
2度刷と3度刷の文様の濃度差もしっかりと認識できます。
スミとアイの文様の出方の違いからも分かるように、濃い色よりも薄い色の方が重ね刷りの効果は出やすいようですね。
なんと、たった1色で数値上300%までのレンジを持たせる事が可能です。
濃度100%以上の世界があるということを知っていただけたかと思います。
今までとはちょっと違った考え方をするだけで、
印刷の表現領域は、まだまだ広がっていく可能性があります。
あたらしい印刷表現を見つけ創り上げること。
これも製版の仕事なのです。

もし、『ちょっとこんな事、試してみたいんだけど?』という事があれば、
ぜひ、声をかけてください!
東京平版では『ちょっとこんな事、試してみたいんだけど?』という声に
喜んでご協力させて頂きます。
新しい発見ほど、楽しいモノはないですからね!!(佐々木)

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