今回は、ディーン＆デルーカジャパン様よりご依頼を受けました、2011ホリデイカタログをご紹介いたします。
昨年も弊社で印刷いたしましたが、その時はコート紙を使用したため色調に関しては、それほど難しくはなく、おいしそうに見えることを心掛けた色調補正を行いました。
今年は、手触り感のある紙でとのご要望があり、色調補正が大変だなと思いましたが、どこまで商品がきれいに見えるか挑戦したくもなりました。用紙を何種類かご提案させていただいた中で、最終的に決まりましたのが、OKバルーニーナチュラルという紙です。
この紙は、ラフで非塗工紙のように見えますが、わずかに塗工されているため印刷面の発色が見た目とは違って、きれいな発色をします。また、食材のカタログなので紙の色もナチュラル系を使用することにより、あたたかい雰囲気を出せたと思います。
折り加工に関しては、いつも難しい製本や折り加工がある時に、ご協力していただいている篠原紙工様にお願いしました。
弊社の生産管理の者が、立ち合いに伺い、いろいろと勉強して来ましたので特殊な折り加工をおこないたい時には、ぜひご相談ください。
こうして出来上がってきたカタログを見ますと、用紙の選び方、出来上がりのサイズ、加工の仕方などによって、印刷物としての味わいがいろいろと変化するのだなと思い、あらためて印刷物の可能性や面白さ、奥深さを感じる事ができました。
今回のカタログは、ディーン＆デルーカ様の各店舗で現在配布されています。
おいしそうな商品ばかり載っていますので、ぜひご覧ください。
ちなみに私はショートケーキが食べてみたいです。（小林）
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