東京平版株式会社
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Dルームのポスター 〜創案〜

先日、Dルーム直属の上司である佐々木から
「Dルームのポスターを作って欲しい」との依頼がきました。

今回のブログは、東京平版Dルームをアピールするポスターを制作する為の創案として、
デザイナー、藤井の考えている事などを書き連ねてみようと思います。

こういった一見デザインとは関係の無い作業から、デザインの糸口を見つけ出す作業は
名著「デザインのつくり方」(ジェームス W.ヤング)を参考に、自分流にアレンジしています。
面白い本なので、タイミングがあればぜひ読んでみてください。
「企画を考えなければいけない」「企画が思いつかない」という方には必見です。

「失敗する権利」

新入社員は実績がない。実績が無いから信用もない。
だけど、まったくのゼロから始める訳じゃありません。
いままで先輩方が築いてきた信用と実績を前借りして、仕事をするのです。

未経験なのだから、失敗するのがあたりまえ。
もちろん、失敗します。

失敗した時が、一番勉強になるんですよね。
だから、どんどん失敗してほしい。

もちろん、失敗した時の「苦い」気持ちはきちんと飲み込み、自分の一部としてくださいね。

自分の代わりに頭を下げてくれる先輩に感謝し、
同じ失敗は、2度としないと心に誓う。

それでも失敗するのが人間です。

新入社員の彼ら、彼女らは、失敗する権利を持っています。
年長者は、彼ら、彼女らが失敗をしないように、見守る義務があります。

失敗しても、取り戻す術を教えることも年長者の務めですね。

「手土産」

営業のKさんは、ちょっとした手土産を持って来てくれたり、
面白かった本を貸してくれたりと、仕事以外でもDルームに顔を出してくれます。
街で見つけた企画のアイディアや、
担当した特殊印刷の仕事のサンプルなども持って来てくれるので、とても助かっています。
こんどはこちらからプレゼントを持って、営業部に顔を出そうとおもいます。

「3時のお茶」

Dルームでは、毎日午後3時にお茶の時間を取っています。
お茶の時間を共有して、お互いの状況や最近気になっている事、
好きな映画や音楽の話など、仕事以外の話をしています。

Dルームの仕事は夜遅くなる事が多いので、
コーヒーとスイーツと会話で、脳をリフレッシュさせています。

禅の世界で一杯のお茶は、平常心を表すようです。

「デザインとは」

僕は、デザインの仕事は友人関係や恋愛関係に似ていると思っています。
好きな相手には「こうしてあげよう」「これは喜んでもらえるかな」とあれこれ試してみたくなります。
そして、相手が喜んでくれたら、僕も嬉しい。

デザインは贈り物だとも言えます。
相手の好みを知り、相手の期待にそえるようなデザインを贈る。

営業さんからのお仕事だと、まず営業さんを喜ばせる。
営業さんの気持ちが上がると、お客様へのプレゼンテーションもスムーズですよね。
お客様も喜んでいただければ、大成功です。

最近は、営業さんにデザインの意図をしっかり伝えるようにしています。
コンセプトを持って、細部にいたるまで説明が出来ると、お客様も安心ですよね。

「笑う門には福来る」

いつも笑顔の人の周りには、笑顔が集まります。
苦い顔をしている人の周りには、苦い顔が。
つらい時ほど、笑顔を大切にしたいものです。

人を変える事は難しいけど、自分が変わる事は案外簡単ですよね。

「初心忘れるべからず」

東京平版に限らず、社会に出ると兄、姉、弟、妹が現れます。
もちろん血が繋がっているわけではありませんが、同じ時代に生まれて、同じ境遇のなかで働く兄弟姉妹たちです。

実際、僕は兄と弟がいますが、姉と妹はいません。

でも、東京平版には兄弟姉妹どころか、父さん、母さん、じいちゃん、ばあちゃんまでいます。
同じ世代だけで集まっていたら得られない、広い価値観を貰ってます。
有り難いことです。