東京平版株式会社
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こんにちは。

8月も、あと2週間・・・。

お盆が過ぎると、夏の終わりを感じてしまうのは私だけでしょうか。
暦のうえでは、秋。ちょっと、寂しい気持ちになります。

さて、皆さん夏休みはどう過ごされましたか。
私は、例年よりも夏を味わいました。プール、花火、お祭りなど充実した夏休みを過ごしました。

一番楽しかったことは、損保ジャパン東郷青児美術館で絵本原画をたくさん鑑賞できたことです!!
以前のブログでも触れましたが、絵本好きの私にとってこの展覧会はとても楽しみにしておりました。

日本で、絵本ブームといわれたのが1970年代。
私が生まれたときには絵本がたくさんあり、「松谷みよこ作品」でいわさきちひろさんの画を知りました。

赤い毛糸帽の少女 1972年 赤い毛糸の少女

いわさき ちひろ作品は、水彩、鉛筆で表現されてます。
全ての作品が、透き通るように柔らかく、見ていると優しい気持ちなれます。
※ちひろ作品の水彩画にみられる独特の「にじみ」の技法は、東洋でうまれた水で墨をにじませる水墨画の描き方に良くにています。

本当に素敵な作品ばかりで、私の大好きな作家さんです。

『さざなみのような画風の流行に左右されず、何年も読み続ける絵本をせつに書きたいと思う。そして、この童画の世界からは挿絵ということばをなくしてしまいたい。童画は、決してただの文の説明であってはならないと思う。その絵は、文で表現されたのと全く違った画からの独立した大切な芸術だから。』

この言葉から、いわさきちひろさんは「何年も読み続けられる絵本」をつくろうと表現を追求していたのだと思います。

絵本が、色あせることがなく本屋さんに並んでいることは、ここが原点なのです。

親から子へ、子から孫へと読み継がれていくこと、絵本の素晴らしさを改めて感じました。

8/26(日)まで、世界の絵本原画が展示されてます。機会があれば、是非足を運んでみてください。

●こちらの美術館では、収蔵品コーナーでポール・セザンヌ【りんごとナプキン】、フィンセント・ファン・ゴッホ【ひまわり】、ポール・ゴーギャン【アリスカンの並木路、アルル】も鑑賞できて、お得感がありますよ。

(塚本)