東京平版株式会社
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東京平版の取り組み Tokyo Heiban’s Approach

印刷技術とは網点を掌握する力

私たちは網点をコントロールするために様々な角度からアプローチを続けています。 印刷は製造業である以上、品質こそが命であり、より良い製品を生み出すためには、 常に技術を向上していかなければならない。 印刷は物理であり、そこには必ず原理原則が存在する。 技術向上とは、この原理原則を解明していくことだと考えています。

紙を知る

世の中には多くの種類の印刷用紙が存在しています。そして、それぞれに特性があり、風合いだけでなく、印刷した時の色の表現も異なってきます。 美しい印刷物を作るためには、まずその紙の特性を知り、良さを最大限に引き出せる印刷用のデータを作ることが欠かせません。 東京平版では何十種類という印刷用紙にテストチャートを印刷し、データ化によって管理することで、用紙に応じた製版データ作成を行っています。

網点を操る

製版とは網点をコントロールする力です。 専任のフォトレタッチャーの頭の中では、色は数値で管理されています。見本の色を忠実に再現するための色調整、印象に残る美しい風景、力溢れる造形物など、見た人により深い印象を残す印刷物には、数値をもとに画像を作り出す、フォトレタッチャーの技術が必ず宿っています。 これこそが製版の真髄であり、美しい印刷物を作り出すために欠かせない技術なのです。

光を知る

物の色は、見る場所によって変化します。 色校正の際、お客様が見る場所と私たちの作業現場で色が違って見えることがよくあります。それは、光源の違いによって起こることがほとんどです。 私たちはこの違いを埋めるためにお客様の環境光を測定し、自社内でその環境光を再現しながら色合わせを行っています。

正確な網点再現

印刷では常に版通りの綺麗な網点が再現されることで、美しい印刷物が生み出されます。 より正確で綺麗な網点を再現するために、様々な資材をテストしながら印刷された網点をマイクロスコープで検証し、印刷品質の改善に取り組んでいます。

正しい色で管理する

印刷は機械の仕立てや刷り方によって、出来上がりが変わってしまいます。 私たちはJapan Colorマッチング認証基準で、全てのデバイスにおいてカラーマネジメントを行っています。これにより、業界基準で色管理されている安定した製品の提供が可能となっています。

自社一貫生産体制

私たちは印刷という「ものづくり」に取り組んでいます。お客様にご提供する製品は、出来る限り自分たちが責任を持って作り上げていきたいと考えています。 私たちは50人足らずの小さな会社ですが、企画・デザインから製版、色校正、印刷までの工程を自社一貫体制で生産しています。

全てはお客様に「ものづくりの楽しさ」を
味わっていただくために

印刷物の一つひとつは、作り手の想いがこもった大切な作品です。また、ご発注者様にとっても、自分たちの作品を作り上げる大切な体験だと思っています。 私たちはお客様と大切な「ものづくりの時間」を共有したいと願っています。 技術と知識を兼ね備えた経験豊かなスタッフが全面的にサポートいたします。 私たちの仕事場にお越しいただき、様々な工程をご覧いただきながら「ものづくり」を楽しんでみませんか。