東京平版株式会社
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浮世絵

こんにちは、
D-Room 江連です。

 

GWも終わり、梅雨にさしかかる五月中旬の頃合い。
みなさま、休み気分はもう抜けましたでしょうか?

さて、今回の話題。
先日、「太田記念美術館」に行って参りましたので、そのお話を。

太田記念美術館は原宿駅すぐ、表参道を少し入ったところにある小さな美術館です。
規模は小さいながらも国内有数の浮世絵を専門としており、周りの喧噪をはなれ、
ゆったりと浮世絵の名品が楽しめます。

 


美術館では現在、4/1~5/28までの期間で[浮世絵動物園]という企画展を開催中。

 

 


▲「浮世絵動物園」チラシ

 

浮世絵といえば美人画や役者絵、風景画が一般的にはよく知られていますが、
動物が描かれた浮世絵にフォーカスした、目のつけどころが斬新な展覧会です。

擬人化したネコや鳥やタコ。
はたまた、龍や河童などの珍獣たち。
どこかゆるくてかわいい。


▲歌川国芳が描く蛙のケンカ

▲おとぼけ顔の化け猫

 

見ていてなぜか癒される、とてもたのしい浮世絵展でした。

ところで浮世絵とはなんぞや・・
きちんと考えたことがなかった不勉強な私。

調べてみると、浮世絵とは江戸時代に発達した版画絵のことを指すそうです。
わたしはずっと、紙に直接筆で描いたものかと思っていましたが、
実は版画絵だったんですね〜

[江戸初期の浮世絵は単色刷りしかできなかったため、彩色には筆を用いていましたが、
1765年鈴木春信らによって多色刷が考案され極彩色の浮世絵が刷られるようになりました。
この多色刷り浮世絵を「錦絵〔にしきえ〕」と呼びます。]
(日本文化いろは事典より出典)

つまり約250年前の日本ではすでに「カラー印刷」が存在していたという!

日本の「錦絵」が世界に先駆けて始まったカラ-印刷と云われているそうです。

 

先人達の知恵が結集した色鮮やかな芸術作品にお目にかかることができて
感動を覚えた私なのでありました。

 

それでは。