東京平版株式会社
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未来を考えるスパイスとして

こんにちは、メディアコンテンツ部、山岸です。
コロナウイルス感染者が増加中のため、
みなさま感染症対策を行いお身体お大事にお過ごしください。

最近、多くの美術館で
「未来について考えること」をテーマにした展示が開催されています。

今回は、ファッションから未来について考える
庭園美術館で、1月15日より開催されている
奇想のモード
~装うことへの狂気、またはシュルレアリズム~
の紹介です。

 

今回のテーマでもあるシュルレアリズムは20世紀最大の芸術運動で、
理性や意識の奥にある深層に影響を及ぼし、
現実の価値の転換が表現される作品が多く生まれました。

本展は、そのように、
現実の価値の転換が表現されるアイデアを感じ持つ
ファッションと、それに関わり合うアート、デザインが見所です。


 

「装う」ことで表現される、人間の欲望や希望はいつの時代でも強く、
日常を超えた、アイデアによって斬新に表現されています。

私は、ファッションについて詳しくないですが、
「装う」という、私たち自身から物質的に表現されることは、
社会に対しての、接され方、接し方をダイレクトに表現し主張しているものと感じました。

1980年頃からは
服を装うことで、性別を超えた、個性を表現するデザインや、
身体の内側を想起させるデザインが外側のデザインになっていたり。
より、現状の価値観を刷新し、服を装うことで個人を自由に表現できるデザインがあり、
ブランドデザイナーの考えを感じることができました。

現実での行動が整理され、減少していく中で、
身近な感覚でも、身体を通して感じる体験、表現が減ってきていると感じますが

身体という、存在が消せないものに「装う」服や靴。
私たちは、これからどんなファッションを好きに装い、
どんな風になりたいと思うのかな〜?と、
未来の私たちを想像させる展覧会でした。

私も、デザイナーとして
目にした人の考えや感覚を広げられるように頑張っていこうと思います。

 

この展覧会は2022年1月15日(土)〜4月10日(日)まで東京都庭園美術館で開催中です。
庭園に囲まれた、リフレッシュできる美術館ですので
非日常を感じるスパイスとして是非足を運んでみてください!

 

東京都庭園美術館
奇想のモード ~装うことへの狂気 またはシュルレアリスム~
会期:2022年1月15日(土)〜4月10日(日)