東京平版株式会社
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原因不明のFONTトラブル

こんにちは
2月休日をほとんど家で過ごしていた
製版課の渡辺です

 

3月に入り、少しずつですが寒さも和らぎ春もすぐそこまで来ていますね。
北京オリンピックも終わり、パラリンピックが始まっています。

休日、あまり外出しなかったので、テレビでオリンピック見る機会が多くありました。
特に印象に残った競技はスノーボードの「ハーフパイプ」です。

スノーボードは自分も昔やっていたので気になり見ていました。
中でも平野歩夢選手には感動しました!
決勝2本目の滑りで誰もがトップに立ったと思ったでしょう。
しかし点数が出てびっくり… トップには届きませんでした。
本人も点数を見てすぐに移動してしまいました。
本人含め競技を見ていた人全員がトップを確信していた中での結果に、
本人はさぞかし悔しかったと思います。
普通なら次の滑りに影響が出そうですが、彼は3本目も見事に滑りきり、
金メダルを手にしました!
最近年のせいか、涙腺が弱く感動の涙が出てしまいました。
後ろを振り返ると嫁も泣いていました(笑)

 

世の中、暗い話題しかない中、オリンピックに出場した選手は
みんなに勇気と希望を届けてくれたと思います。
お疲れ様でした、そしてありがとう!

 

さて今回は、Adobe Illustrator でのFONTのトラブルについてお話したいと思います。

 

今回の事例ですが、入稿はAdobe Illustrator CC2019で作成されていて、
ヒラギノ、モリサワなどのフォントが使われており、
弊社はIllustrator CC2020で作業をしました。
この際、横組みの“改行”が変わってしまった箇所があり、
気がつかず出稿してしまいました。

 

改版時に指摘を受け、Illustratorのバージョンの違いにより
ズレが生じてしまったのかを疑い、Illustrator CC2019で再度確認しましたが
やはり、指摘された所は変わったままでした。
他に変わってしまう原因としてMAC OSのバージョンかFONTが挙げられます。
今回の使用フォントを調べましたが、モリサワのA-OTF リュウミン Proで、
特に特別なフォントではありませんでした。
考えられることを様々検証しましたが、結局原因は分からず、
お客様にお願いをして“アウトライン化”したデータを入稿してもらい
作業を進めて無事に下版しました。

 

FONTに関するトラブルは色々なケースがあります。
MAC OS9の頃からIllustrator の文字はMAC OS、ソフト、
FONTのバージョンなどで詰め情報が変わってしまうことが多々ありました。
今でもIllustrator でのフォントには心配が残りますので、
Illustrator で入稿する際は、文字をアウトライン化して頂くのが
トラブルのない確実な方法だと改めて感じました。

今回のトラブルと同じ様な案件がありましたら、
ぜひ情報共有いただければと思います。

 

東京平版では、安全にデータを作成して出稿できるよう
MACの環境を整えて作業して参ります。