東京平版株式会社
Facebook twitter

今日の移ろい

新緑の季節が、もうすぐですね、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
メディアコンテンツ部 山岸です。

昨年のブログで書いた、朝の日課のウォーキングを始めて、1年になりました。
毎朝、季節の移ろいに身を置くことが楽しみになっています。

今年も、真冬の静かな美しさから、
だんだん空気が柔らかくなり、
桃の花から咲き始め、桜が満開になり、
花の隙間から、緑が芽を出し始めたら、
一斉に、新緑の景色になっていました。

新しい緑は、呼吸が深くなり心地よいですね。


一年12ヶ月を表す言葉には、
3ヶ月ごとの変化を表す、春夏秋冬の四季、
半月ごとの季節の変化を表す、二十四節気
そして、私は最近知ったのですが、
それをさらに5日おきに分けて気候の変化の兆しを伝え、
繊細な季節の移ろいを表現している、七十二候があります。

ちなみに、今の時期は
二十四節気では「清明」
春の清らかで生き生きとした様子の、
若葉が一斉に芽吹き、柔らかな春風と明るい日差しに
全てが包まれる季節です。

七十二候では
4月14日から19日は、
七十二候のうち、第十五候の「虹始見」(にじはじめてあらわる)という暦になります。
春が深くなるとともに、だんだんと空気が潤い、
この時期から雨上がりに虹を見られるようになるときです。


ご存知の方も多いと思いますが、
七十二候で思い入れのある時期を見つけてみるのも
なかなか、味わい深い表現もありおもしろいです。

作り手と受け取り手にとって、
昔から絶えない、移ろうものへの想いや機微を楽しめるような感覚を、
これからも大切に、ものづくりができたら良いなぁと感じている今日この頃です。