東京平版株式会社
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デジタルとアナログと

寒気いよいよ厳しくなってまいりましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
東京平版Dルーム デザイナーの藤井です。

職業柄「パソコンに詳しい」とか「ITに強い」と思われる事が
多々ある(?)のですが、実はとってもアナログ人間です。

買物は商品を見てからじゃないと決断がつかないし、
メールより電話が好きだし、など数え上げるときりがありません。

そんな私のアナログ愛について、書かせていただきます。

私のアナログアイテムその1
銀塩カメラ


NikonのFEというカメラです。
長い間仕舞いこんでいたのですが、
久しぶりに使ってみた所、これが面白い!

シャッターの切れる音やフィルムを巻く音が耳に心地よく、
残り何枚撮れるか数えながらの撮影は、一期一会の真剣勝負。
取り終えての「写ってるかな~」と、現像から上がって「写ってる!」の
一連の流れの中には、忘れていた高揚感がありました。

私のアナログアイテムその2
バイク


YAMAHAのSR400というバイクです。
いまどきのバイクはスイッチを押せばエンジンがかかるのですが、
このSRというバイクはキックスタートという恐ろしくアナログな
始動方法が採用されています。
昔のアクション映画で見られる、悪役に追われる主人公が
バイクのレバーを足で踏み込み「(エンジン)かかれー、かかれー」と
慌てているシーンのあれです。

1978年から基本設計を変えずに販売されている、
とても完成されたバイクなので、大きな故障もなく元気に走ってくれています。

私のアナログアイテムその3
レコード


塩化ビニールに音の情報が入った溝を刻んだ円盤がレコードです。
私はCDも買うのですが、所有枚数はレコードに軍配があがります。
CDやデータだと流して聞いてしまいがちなのですが、
シングルレコードだと片面1曲、
アルバムでも片面4曲といった収録曲数ということもあり、
じっくり音楽と向き合える所が気に入っています。

私のアナログアイテムその4
鉛筆と消しゴム


私が一番長く使っているアナログアイテムです。
書き味や利便性もさることながら、
鉛筆を削る作業が精神を集中させてくれるので愛用してます。

アナログに共通する事は
目的を達成するまでに、儀式めいた作業がある事だと思います。
その作業をめんどくさいととるか、愛おしいととるかで
好みは真二つに分かれますね。

もうひとつの共通点は、修理が効く事かもしれません。
買って、使って、壊れて、ポイではなく、
買って、使って、壊れて、直して、また使う。

アナログは、ものを大切にする心を育んでくれるように思います。

藤井