東京平版株式会社
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デザイナーの印刷実験

こんにちは。
寒暖の差が激しく、冬の気配すら感じる今日この頃ですが、
皆様いかがお過ごしですか?
こんにちは。東京平版D-Room、デザイナーの藤井です。
今回は「A2変形サイズ、4cのポスター」を印刷して、
東京平版の印刷の流れを追ってみます。

 

1 データ作成→入稿。


2 東京平版の主力部門である「画像センター」から
プルーフまたはデジコンが上がってくる。

東京平版のブログ-プルーフ
「画像センター」は、印刷業界にDTP(Desktop publishing)という
言葉が提唱された1986年に発足しました。
以来、デジタルとアナログの間を取り持つ印刷データの作成という、
重要なポジションを担っています。


3 プルーフまたはデジコンにサインを入れ、
印刷用の版(板)を作る「製版」部門に。

$東京平版のブログ
製版機はファミリー向け乗用車くらいの大きさです。
アルミ製の金属版に感光剤が塗ってあり、
製版機を通すことで「感光→洗浄」の工程を経て印刷用の版が出来ます。
「製版」では、現在は少なくなったフィルム製版も
熟練の職人から若手に受け継がれています。


4 板を印刷機にセットし、調整を繰り返す。

$東京平版のブログ
東京平版の4色機「LITHRONE 26」。
職人の腕が顕著に現れる機種だそうです。
印刷課長の中さんが100分の1ミリ単位で版のズレを修正してました。
「印刷」の部門でも若手の18歳と職人が一緒に仕事をしています。


5 完成

$東京平版のブログ
出来ました。あとは「化粧断ち→梱包」をすませて納品を待つだけです。

 

100分の1mmの誤差を見分ける目と、それをコントロールできる職人の腕。
紙とインクというアナログなものに対応したデジタルデータを作れるノウハウ。
70年という歴史が物語る、人材の育成法。
僕が言うのも何ですが、東京平版は、素敵な会社だな~と思います。

 

デザイナー 藤井