東京平版株式会社
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クリスマス・キャロル

今年も、残すところ僅かとなりました。
この一年を振り返ってみると、あっという間に過ぎて行ってしまったように感じます。

12月に入り、気持ちが気忙しくなってきたので、その気分を変えようと休みの日に、中学生くらいの時に読んで感動した、ディケンズの「クリスマス・キャロル」をあらためて読んでみました。

今回のブログは、「クリスマス・キャロル」を読んで感じたことを書いてみたいと思います。

この物語を読んで痛切に感じたことは、人が今までの自分を変えることの大変さです。スクルージのように第一、第二、第三の幽霊が出てこなければ、人の心は、そう簡単に変わることができないように感じます。
よく、他人に対して「もっと良くなるように変わりなさい」という人が多いですが、人の心を変えることはそう容易い事ではありません。スクルージのように、今までの自分、過去の自分、将来の自分を見せられ、また貧しいけれど心暖かい人々や、やさしさに満ち溢れた家族を見て自分の今までの生き方を振り返り、心を入れかえたように思えます。

会社も同じで、変えようと思ってすぐに変わるものではありません。
長い間培った歴史が、その会社の社風になっているのです。変えるためには、まずその会社の社員が変わらなければ会社は変わっていきません。
幸い東京平版では、今までモノづくりの心を大切にしてきた会社なので、これからも社員ひとり一人に受け継がれていくはずです。

ちょっと話が逸れてしまいましたが、スクルージのように人が変わるのに、年齢は関係なく、変わった時からが新しい人生のスタートになり、幸せを掴むことができるのです。

今日は、クリスマスイブです。夜のイルミネーションも綺麗なところが多く、華やかになっています。昨年からいろいろと大変なことが続いている日本ですが、一年に一度のクリスマスをみんなで楽しみたいと思います。

今年一年、皆様にはいろいろとお世話になりまして、ありがとうございます。
また、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

みなさま、よいお年をお迎えください。 (小林)