東京平版株式会社
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どんな時代でも大切にしたい価値と多様性について。

こんにちは、メディアコンテンツ部の鈴木です。
この時期特有の変わりやすい天気に驚かされる日々ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
梅雨末期の線状降水帯による大雨の被害についてのニュースに連日心を痛めております。
被災された方々に、遠方よりお悔やみ申し上げます。

また、東京都では4回目となる緊急事態宣言が発令されました。そのほかの地域でもまん延防止等重点措置が継続されるなど、終わりの見えない戦いがいまだに続いています。新しい時間の過ごし方、生活の見直しをより一層進めていくことが求められており、これからのあり方や多様性について再度考えさせられる機会になっているのかな、と感じます。

 

そんな中、先日新たな多様性について触れる機会がありましたので、紹介させていただきます。

写真は現在、「銀座 和光」さまで展示中のブライダルフェアのウィンドウディスプレイです。
この展示のデザインを、知り合いの方が担当させていただいたということで、ご紹介いたします。
まだ学生さんなんですが、イラストも全て描いて展示しているそうです。すごいですよね!
ウィンドウ全体を優しく彩る動物たち。さまざま種の動物たちの交流を描くことで形にとらわれない多様性を表現しています。

「多様性の時代の結婚に大切な価値」
をテーマに、お互いに似ているから安心する、違っているからこそ惹かれるなど、様々な相手との多様な関係を動物で表現しているそうです。
個性を大切にするために、動物たちの大きさは実寸を目指したそうで、くすんだピンク色のカラーが落ち着いた柔らかい印象を演出してくれています。
素材はなんと段ボールなどの紙素材だそうです!精巧な作りに驚くばかりです。

皆さん、ペアになっている動物たちをよく観察してみてください。実は多くの多様性や個性が表現されているんです。

例えば、上の写真中央の二匹のクマ。これはシロクマとグリズリーのペアです。同種でありながら住む環境によって姿が違う二匹から、国際結婚をイメージしています。

写真左下のシカたちは、どちらもツノがない=女性同士の愛を表現しています。

上の写真はオニオオハシと文鳥です。野鳥として暮らすことの多いオオハシと、家で飼われることの多い文鳥。住む場所の違う鳥たちの交流を描いています。 

こちらはネコがネズミに指輪を差し出していますね。仲が悪いと思われがちな組み合わせですが、「喧嘩するほど仲がいい」と言われているように、この二匹にも確かに愛は存在しているようです。

 

そして、個人的にもっとも好きな組み合わせがこちらです!

キリンとウサギです。この二匹、大きさも種も全く違いますよね。それぞれ全く異なった視点で生活していると思います。見える景色が違う二匹が、同じ方向を見ようとする。違うからこそ惹かれ合い、その多様性を認め合う。そんな関係性がこの二匹から伝わってきて、キリンの優しい表情やウサギのひたむきさに心癒されました。

どこにでも、誰にでも、愛は存在していて、その多様性はこれからどんな時代が訪れようとも守り、大切にしていきたいと思える。そんなメッセージを感じられる素晴らしい展示だと感じました。

 

銀座 和光さまにて7月21日(水)まで、展示されています。

感染症対策に十分に留意しながら、ぜひ一度ご覧ください。

店内も個性的な動物たちが彩っていますので、どんな関係性か考えながら見るのも楽しいと思います。

 

7月ももう半ば。今後さらに暑くなってくると思いますので、感染症対策に加えて熱中症対策も万全にしていきたいですね。皆さまどうぞ、お体に気をつけてお過ごしくださいませ。