東京平版株式会社
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〜ピーター・ドイグ展〜イメージの断片を集めて

こんにちは、D-room山岸です。
先日は、東西線の竹橋が最寄駅の、
東京近代美術館で10月11日まで開催されている、
「ピーター・ドイグ展」に行ってきました。
東京近代美術館は、いつ行っても常設展が充実している、
美術をたっぷり鑑賞できる、おすすめの美術館の一つです。

 

やはり、実物を目の前にできる、空間はとても贅沢ですね。
検温や消毒、前売り券で、時間帯毎にチケットを販売し、
人数制限をかけて入場者数を調整していたり、
安心して、作品を見ることができました。

 

 

ピーター・ドイグは、現代で活躍する重要な画家の一人です。
この展覧会は、初期作から最新作までを紹介している、
ピータードイグの日本初個展です。
とにかく、大きな絵をたくさん見れる展覧会です。

 

作品は、
色々なイメージや感覚がかけ合わさっているように感じ、
不安感や、ネガティブな印象を受ける部分もあり、
率直に、あ~美しいものを見た!という感覚にはならなかったのですが、
表面の質感が綺麗でハッとする部分や、構図が美しいと思う部分、
シルバーの部分は日本画の箔を感じさせる部分もありました。

 

なんとも言えない、複雑な印象を持つ一枚の絵の中に、
とても静かなイメージを感じたり。

 

絵画のイメージの中に入りながら、

表面の筆跡や絵の具の質感はまた別の感覚を思い起こさせたりする、
「絵とイメージと戯れる」そんな感想を持った展覧会でした。

 

 

 

 

大きな絵と向かいあって、
どこか、気に入った場所を見つけるのも、
美しい、面白いわけではない、さみしいような、モヤモヤするような・・・
なんとも言えない感覚が生まれてくるのも、
癒しとは違ったとしても、とても贅沢なものなのかもしれません。

個展で、大きな絵をたくさん見られる機会も多くはないと思うので、
ー「絵とイメージと戯れる」ー芸術の秋ー
もおすすめです。