東京平版株式会社
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「ティムバートンの世界展」に行ってきました。

D-Roomの中根です。
最近は朝晩冷え込む様になり、冬の訪れが実感できますね。
あと少しで世間も一気に年末モードに突入するのかと思うと焦ります・・。
でも実は私年末のせわしないけど浮かれた雰囲気、
なかなか好きなんですよね~。

そういえば、そんな年末のお出かけにぴったりな展示が
先日から開催されております。
独特の不気味だけど可愛らしい世界観で世の中の人々を魅了し続けてきている
映画界の鬼才ティム・バートンの創造活動を紹介する
「ティムバートンの世界展@森アーツセンターギャラリー」です。

なぜ年末にぴったりかというと
ティム・バートン作品に昔から多く登場するテーマの一つとして
「Holidays」が挙げられるからなのです。
なぜそうなったかは、彼の幼少期に育った街に理由があるのですが
そういわれてみると、バートン作品の特徴の一つである
異常に高い彩度と過剰装飾は
ホリデーシーズンのうかれた雰囲気を彷彿させるなあと思いました。

ティム・バートンは映画監督として有名ですが
実はディズニースタジオで
5年間アニメーターとして勤務していた経験があるくらいなので
とっても絵を描くのが上手です。
この展示は、アイデアスケッチが沢山見られるのですが
紙ナプキンやメモ帳などの
紙切れに描かれたものも膨大に展示されていて
バートン氏がいかに日常においてクリエイティブなことばかり
考えているかというのがよくわかりますね。
画材も、ペンに油絵に水彩にパステルなど様々なものを用いており
見ていて楽しいです。
あと、絵のほかにも写真も展示されていました。
映像で有名になったバートン氏ですが、本当に多彩な方ですよね。

バートン氏のすごい所は
かなり独創的で、奇抜で、不気味な表現などもあって
ポピュラーになりにくそうなのに
ここまで多くの人に愛されているところだと思います。
これはバートン氏が自分のなかの表現したいことと
世の中のひとに受け入れられることを
調度いいバランスにして制作物に落とし込んでいるからであって
世の中で人気のある人は、そのバランス感覚が冴えてる人なんですよね。
私も日々の仕事でも少なからずそういう感覚が必要な部分がありますので
日々意識していかねばなあと思います。

あと、ティム・バートン作品は結構まだ見てない物があったので
これを機に網羅したいと思いました!

「ティムバートンの世界展@森アーツセンターギャラリー」は
2015年1月4日まで開催中です。