東京平版株式会社
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巣ごもり需要の“分厚い本”

こんにちは、営業部の本橋です。

都内では緊急事態宣言が延長された今日この頃、皆様はいかがおすごしでしょうか?

思えば去年からコロナの影響で外出もままならない日々ですね。

「巣ごもり消費」という新しいトレンドが生まれたのも去年のことでしたね。

ご多分に漏れず、わたしも休日の過ごしかたが大きく変わり、

ほぼ1日家から出ない、という休日がほとんどです。

一日中ぼーっとテレビを観るのも飽きましたので、最近は読書三昧の休日を送っております。

時間がある時だからこそ、という訳ではないのですが、かつて読むのに労力を費やした、

京極夏彦先生の作品を読みかえすことをもっぱらの休日の日課としております。

ご存知ない方もいらっしゃるかと思いますが、

書店に行くとやたらと分厚い文庫本を目にすることがあるのではないでしょうか?

活字が苦手、という方は思わず尻込みをしてしまうような分厚さですが、

時間がたっぷりとある時でないとチャレンジできなかと思いますので、

この機会にぜひ一度お読みになってみてはいかがでしょうか?

 

ということで、個人的な好みで京極先生の作品からおすすめを紹介したいと思います。

京極先生のデビュー作にして代表作でもある「姑獲鳥の夏」

1994年に講談社から刊行された推理もので、2005年には映画化もされました。

 

 

古本屋を営みながらも、本業は宮司そして副業は「拝み屋」を生業にしている中禅寺明彦と、

友人の小説家である関口が、不思議な事件を解決してゆく謎解きが見どころです。

さらに超能力を持った探偵・榎木津や刑事・木場といった個性のあるキャラクターが次々を登場し、

彼らを巻き込みながら物語は展開していきます。

一般的な推理小説とは違い、妖怪や民俗学、医学などの知識を踏まえながら進んでいくストーリー。

よくある「犯人を見つける」推理小説ではなく

「憑物落とし」としての謎解きをしていくところが一番のポイントでもあり、

この京極堂シリーズの魅力です。

なんといっても、中禅寺明彦の「言葉」を武器とした、

憑物落としは一度ハマってしまったら、シリーズ全巻を読まないと気がすまないほどです。

 

「姑獲鳥の夏」からシリーズとなっている通称「京極堂シリーズ」

または「百鬼夜行シリーズ」は18作品が発表されており、

この「姑獲鳥の夏」にハマった人は以下の順番で読み進むことをおすすめします。

当然発刊順なのですが、物語の中には伏線が張り巡らされているので、

順番どおりに読み進めないと意味不明が箇所がいくつも出てきてしまいます。

かならず姑獲鳥の夏から読みましょう。

 

1, 姑獲鳥の夏

2, 魍魎の匣

3, 狂骨の夢

4, 鉄鼠の檻

5, 絡新婦の理

6, 塗仏の宴 宴の支度

7, 塗仏の宴 宴の始末

8, 陰摩羅鬼の瑕

9, 邪魅の雫

 

この作品を読めば、推理小説の概念が変わること間違いなし、です。

そして京極堂の決めセリフ「この世に不思議なことなど何もないのだよ、○○君」

絶対に言いたくなります!