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Type1フォントのサポート終了

こんにちは製版課の渡辺です。

3月も下旬、桜も散り始めて、移動や卒業シーズンも終わり、

4月からは入社、入学シーズンに入って行きます。

自分も今年は小学生の娘の卒業式に参加しました(4月から中学)。

今回は感染対策を考慮したいつもと違った卒業式になっていました。

昨年を考えれば卒業式ができただけでも良かったと思います。

新社会人や新入生のみなさん、これからの新しい生活を頑張ってスタートさせてください。

 

DTPの世界でも毎年パソコンのOSが上がったり、

アプリケーションのバージョンアップなど進化しつづけています。

そんな中アドビからお知らせがありました

2023年1月をもって Type1フォント のサポート終了の案内です。

 

https://helpx.adobe.com/jp/fonts/kb/postscript-type-1-fonts-end-of-support.html

 

Type1フォントはPostScriptの文字描画を効率よくコンパクトにしたプログラムによって

作られたフォントです。

DTPで用いられる欧文でOpenType以前のPostScriptフォントは、

ほとんどがType1フォントです。

MAC OS9、MAC OSXどちらでも使用する事ができるため、

今でも普通に使用されています。

これのサポート終了は製版業務上とても重要なできごとです。

 

 

 

これから新しくデータを作成する際はOpenTypeフォントを使用するようにすれば問題ないでしょう。

しかし製版業務上、過去のデータを扱うときが多々あります。

Type1フォントが、使用するアプリケーションで認識しなくなればOpenTypeフォントに

置き換えをしない場合、形が似たフォントを探し置き換えしなくてはいけません

置き換えした時フォントの詰めなど変わってしまう為、文字間や文字送りなどが変わり、レイアウトが崩れてしまう可能性があります。

 

 

デジタル業界の進歩は凄まじく、新しいパソコン・アプリケーション・フォントと

その進化は加速するばかりです。

私たちは、最新へも対応しつつ、過去のデータを扱う為に

古い環境(パソコンや旧バージョンのアプリケーション)も大切にしています。

お客様のつくったものを正確に、そして美しく印刷するために、

東京平版ではこれからも新旧どちらのデータにもしっかりと対応していきます。