こんにちはD-room 山岸です。
11月も後半、
冬の初めの気まぐれな快晴は心地よいですね。
自然の中で作品を鑑賞できる美術館ということで。
東京都庭園美術館で開催中の「生命の庭」展に行ってきました。
「生命の庭」展は私たちと自然との関係性がテーマになっています。
最寄駅は、都営三田線白金台、目黒駅になります。
美術館は自然豊かな庭園の中にある、アール・デコ建築の邸宅で、
都会の中で、自然を感じられる美術館です。
館内は窓からの自然の光が満ち渡っていて、
光とともに作品を鑑賞する時に、日差しが眩しすぎる時もあったり…
自然の良さも不都合さもないまぜとなった、
美術鑑賞だけにとらわれない、五感で感じられる鑑賞が楽しめます。
窓近くの作品は、どれも外からの光が当たり、自然を思い起こさせてくれます。
木彫の作品では、
作品を 間近で見たときにわかる木の香りや木に彩色されたときの彩色のにじみに、
木材を触ったときや絵の具を扱ったときの記憶を思い出し、とても新鮮で瑞々しく感じました。
ある作品では、作品が影を落とし、その影が新しい形を作っていました。
自然のありふれた環境の変化で、
意識していない、イメージが生まれて変化してゆくすがたに、とても癒されました。
自然とともに流れゆく感性や、生まれてくる思いがけない偶然性は、
緊張感やこわばりを解きほぐしてくれ、
気分がリラックスして、とてもリフレッシュできました!
外出時は、安全対策のため、意識・無意識ともに緊張状態にありますが、
環境にとらわれず、自分の周りにある小さな自然に目を向けていたいなと思いました。
「生命の庭」展は年明け1月12日まで開催中です。
東京都庭園美術館は、都会の庭園で美術と戯れることができるオススメの美術館ですので
是非足を運んでみてください。