営業部の中島です。
また暑い季節がやってきました。
今年は遅い梅雨明けに加えて外出時のマスク着用、
ソーシャルディスタンス等気をつける事が増えています。
これからは色々な場面で今まで以上に自己管理が必要になってくるのではないでしょうか。
春から続いています外出自粛、自宅待機・終業時間の見直し等で、
働き方や休日の過ごし方も随分変わってきました。
私も今まで以上に家にいる時間が増えたこともあり、読書をする機会が多くなりました。
とはいえ難しい本を読んでいる訳でもなく昔の漫画を見なおしたり、
一度読んだ小説を読み返してみたりが主なものですが…
そんな私ですが、仕事がら本を扱う事が多いのでそこから学ぶ事が多々あります。
一冊の本が出来るまでどのくらいの期間を要して(内容にもよりますが)
どれだけの人達が携わっているのか?
デザイン、制作、カメラマン、印刷会社、製版会社の人達が集まり
打ち合わせをする事などもあります。
当社が携わっている印刷・製版では、制作側の意図を汲み上げ
いかに忠実に再現できるかといったところが腕の見せ所です。
本にもよりますが頁が多いものは先に束見本というものをつくり
出来上がりのイメージをみんなで共有させておくことが大切です。
束見本とは、実際に使用する表紙や本文の紙を使ってつくる
本物の本のサンプルのことを言います。
まだ印刷はしていませんので中は紙の色そのままの状態です。
左の写真は本の帯までつけた束見本です。
その後実際の中身の制作・製版・印刷等があり、
最後に製本作業を経て一冊の本が完成します。
本には著者、デザイン、撮影、校閲、編集者など、
携わった会社や人名が記載されている頁がだいたいはありますので
本を読む時にぜひ気にかけてみてください。
たとえどんな本でもとても沢山の人が関わり、
こだわりを持って作られている事が再認識できると思いますので!