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西武新101系七変化

 

みなさんお元気ですか?鉄道担当の久保です。

今回は私の家の近くを走る西武鉄道の車両を取り上げます。

「西武電車と言えば黄色い電車」のイメージをお持ちの方も多いと思います。

この黄色いカラーは101系が元祖です。

1968年(昭和44年)に開通した西武秩父線は山岳路線で、

ここの急勾配を走破するために生まれたのが101系です。

急勾配を上下するため強力なモーターとブレーキを持ち、

それまでの赤とベージュの車両(赤電)とは一線を画す性能を持った車両にふさわしいカラーとして

黄とベージュのカラー(ツートーン)が選ばれました。

 

 

これが101系です。デザインはその前の形式801系とほとんど一緒ですが、

当時はかなり新鮮なイメージをもたらしました。

前期101系は1968年から1976年まで製造されました。

 

1979からデザインを変え増備されたのが新101系です。

前面が大きく変わりました。走行性能は前期型と同一で連結運転をして

活躍しました。

 

 

新101系登場時のカラーです。黄とベージュの2トーンです。

これが初代の標準色です。

 

その後、1996年からメンテナンス軽減のため、西武電車は側面が黄色1色に塗り替えられ、

そのイメージが確立したようです。2代目の標準色です。

 

 

前面窓の回りが黒になり引き締まった印象になりました。

 

2005年から多摩湖線,多摩川線のワンマン運転用に新101系4両編成車のリニューアル工事が始まりました。

外観では前面左上の種別表示窓が塞がれ、行先表示も小さくなり

側面にも行先表示窓が新設され、後に塗装も白一色となるなどの

変化がありました。

この白塗装は現在の標準色になっています。(3代目)

 

 

 

一時期白塗装にラッピングを施し、春夏秋冬の4編成が走りました。

 

特別塗装

ここからは、標準色以外の色を纏った車両たちをご紹介します。

 

245編成です。初代(登場時)の2トーンカラーの復刻版です。

 

 

 

263編成です。黄1色塗装です。

この編成はオール電動車のみで編成され、自走できない車両の牽引用として

機関車の替わりを務めることがある特殊編成です。

 

 

 

247編成です。101系以前の赤電塗装です。

新101系としては初めての装いですが、私としては強い違和感を

持っています。

 

 

 

241編成です。西武グループの伊豆箱根鉄道と西武多摩川線が共に

100周年であることからコラボ企画として、

西武から譲渡された駿豆線1300系(3連)と同じ

カラーになりました。キリッとした良いカラーだと思います。

 

 

 

251編成です。このカラーは西武グループの滋賀県の近江鉄道の

開業120周年を記念し、

コラボ企画として、西武から譲渡された近江100系と同じものとしました。

 

以上西武多摩湖線と多摩川線では1形式で6種類の塗装が

見られることになりました。

さらに新101系は色々な装いを見せてくれます。

 

譲渡先の電車達です。

 

まずは千葉県の流鉄線です。

流鉄5000系として2両5編成が活躍しています。

 

 

「あかぎ」号 / 「流星」号

 

 

「若葉」号 / 「流馬」号

 

 

    「なの花」号 / 「さくら」号(流馬を塗り替え)

 

以上5種の色鮮やかなカラーを纏った電車に会えます。

 

 

次は群馬県の上信電鉄です。

 

 

 

上信500系です。2両2編成が譲渡され、それぞれラッピング車として

活躍しています。

 

静岡県の伊豆箱根鉄道駿豆線です。西武グループとして以前も

西武車が多く走っていました。

 

 

 

伊豆箱根1300系で3両2編成が走っています。

このカラーはこの風景の方が似合うようです。

 

最後は埼玉県の秩父鉄道です。

ここは有料急行が走り、SL急行以外の全ての急行がこの秩父6000系

3両3編成で運用されています。

 

 

 

 

この車両は、通勤車を有料急行用に改造した珍しい例と言えるでしょう。

まず車体は3ドアから中央のドアを埋めて2ドアに。

4両編成の中間車の端部を切断してそこにに先頭車から切り取ってきた

運転室を溶接して3両編成にするという大手術を行いました。

前面も改造され新101系とは随分印象が変わりました。

 

車内はロングシートから西武10000系(ニューレッドアロー)の

リニューアルで放出されたリクライニングシートを使って

向かい合わせのシートに改造されました。

外装は白ベースにブルーの標準カラーと

以前の秩父車の復刻カラーの2種類があります。

 

 

ここには画像がありませんが、

三重県を走る三岐鉄道にも新101系は譲渡されており、

西武の他形式の車両(401系,701系)とともに

黄色地にオレンジの帯を巻いて活躍しています。

 

 

新101系は鋼製(鉄製)車体。中小私鉄の輸送規模に合った2連や3蓮の編成。

整備しやすい1時代前の一般的制御方式(抵抗制御)に加え

所沢工場で自社車両の新造を行っていた技術と、

多くの改造事例の豊富なノウハウで

相手先の希望どおりの改造を行うなどが評価され、

今なお多くの私鉄で再活躍しています。

 

新101系は西武では残念ながら本線での運用は無くなり、

2路線のみでの運用となってしまいましたが

一時代を築いた車両として永く活躍してほしいと願っています。

 

今回は1系列の車両レポートでした。

それではまた。

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