こんにちは。メディアコンテンツ部、デザイナーの藤井です。
今回は今年の6月から8月の3ヶ月の間、通わせていただいた、
「タイポグラフィ講座」についてです。
毎週木曜日の19時から、5名の現役有名グラフィックデザイナーが
2週に渡ってタイポグラフィについて教えてくれるという、
とても楽しく、刺激的な講座でした。
そもそも「タイポグラフィって何?」ですよね。
講座では「目的の為に/どんな文字を/どのように並べるか」と教わりました。
例えば文字を使った道路標識は「運転者が瞬時に理解できるように/
可読性の高い文字を/できるだけシンプルに」配置していますよね。
新聞は「多くの新鮮な情報を提供する為/読みやすく印刷しやすい文字を/
限られた紙面を有効活用するように」配置しています。
印刷物のデザインは、情報の伝達が主な役割です。
「その情報の伝達に適した書体を、伝えたい相手に正しく伝わるように配置をする」
という事が印刷物のデザインの大部分を占めています。
つまりタイポグラフィーとは、情報伝達デザインの最も大切な技術と知識なのです。
講座では基礎的な知識から、実用性が高いテクニック、
和文、欧文の基本構造やその歴史、
さらにはカリグラフィーやレタリングという文字自体を美しく描く方法や
その学び方についてまで教えていただきました。
思い返すと、オタクでないと付いていけないレベルです(笑)
時には、美大で半年かけて学ぶような内容を90分で説明するという情報量の多い日や、
チームに分かれて企画→プレゼン→ロゴ制作→講評といった実践的な日もあり、
毎回頭がパンパンになるような、かなり刺激的な日々でした。
受講生も個性的で、若くて実力のあるデザイナーが集まっていたように思います。
そんな中で、42歳、現場たたき上げの僕はというと、、、
①毎回最前列の席を陣取り
②隣近所に座ったクラスメイトと名刺交換
③先生に質問を投げかけ
④出来る限り多くのことを学び取ろうと
⑤毎回楽しく通いました
真面目か!(笑)
授業は回を重ねる毎に超実践的な内容となり、
例)前日までに課題を制作 → 当日、受講生全員の前で講評 → 次の講義までに修正 → その講評
最前列に座っていたものだから、
トップバッターで集中砲火(酷評)を浴びるといった有難いこともありました(笑)
↑酷評をいただいた(左)とその後(右)
講義内容は忘れないようにファイリングして、
自分の机の見えるところに置いてあります。
タイポグラフィ講座で学んだことを日々の仕事に活かし、
知り合った方とのご縁を大切にしながら、
これからもデザイナーとして邁進していきます。
藤井