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浮世絵 国芳イズム

ゴールデンウィークも終わりました。皆様リフレッシュできましたか?総務部船橋です。

先月、とある町並みを散歩してると美術館があり「国芳イズム」と書いてある看板?
幕末に活躍した歌川国芳の浮世絵展が開催されていました。

浮世絵って・・・?江戸時代に作られた絵画で、葛飾北斎の赤富士の作品は知っていましたが、あまり詳しいことまでは分からなかったので足を止め入ってみました。

作品を観た瞬間・・・歌舞伎役者や美しい女性の艶姿もありますが、これ浮世絵って思うぐらいの大胆で自由な題材で描かれていてド迫力!!!版画でも細かい部分まで丁寧に書かれていて色彩も美しい。150年前に描かれたとはびっくりです。

気に入った作品がポストカードで販売されていたので購入。

 
 シリーズ「猫の当て字」のうちの1枚。「ふぐ」という文字を猫文字で表現。猫の表情が豊かで可愛い。かなり無理な姿勢をしている猫もいて面白い。国芳は大の猫好きだったそうです。

「国芳もやう正札附現金男 野晒悟助」というタイトルの作品
なんと着物にドクロ!!現代にありそうなファッションですよね。他にも巨大な骸骨の妖怪が描かれている作品もあり、なんという大胆なアイディア。

 

 
展示会場の外で職人さんによる摺りの制作が見学できました。1色ずつ摺り重ねていく工程を見ていると、鮮やかな色彩を正確に作品を創る。 熟練の技術が伝わってきます。

テレビやメディア雑誌がない時代、浮世絵は当時のプロマイドであり、庶民の娯楽であり、最新のエンターテイメントやファッションを伝える重要なメディアだったのかと思います。浮世絵が今の印刷の始まりとなるものかと思いながら日本の文化に触れた一日でした。

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