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今年で33回目…

営業部の石川です。
今回が今年最後のブログとなります。
さて毎年この時期になると、慌ただしく動く仕事があります。
私が取り上げるのは、以前もこの場で紹介した
今回で33回目となる「日本伝統漆芸展」の図録制作の話です。
この「日本伝統漆芸展」は、日本漆芸の伝統の頂点として、
これを更に発展させ、現代生活に使える創意ある作品の制作と、
技術の錬磨、伝承、後継者の育成等を目標にして、作品を展示し、
広く人々に知っていただこうとするものです。
今回もまた、制作側からの視点で皆さまにご紹介したいと思います。
この作品は全てアローアートワークス中嶋勇様が撮影しております。
実は全作品フィルム撮影で一発勝負なんですよ。
最近はデジタルカメラ撮影によるものが殆どですが、
この件に関してはフィルム撮影をしています。

撮影時どうしても歪みがでてしまうので、
その歪みの補正目的で広範囲に焦点を合わせられ、
煽りによる遠近感を補正する事ができるアナログ機材を使用しています。
これで撮影する事で、作品が垂直であり、かつ中心が一致していることで、
漆器の重厚感が保たれるという事です。
デジタル撮影が盛んな今日ではコンピュータ上での画像処理でも、
ほぼ同様のことができるのですが、
水平方向の長さ(遠近の厚さ)が変わってしまうので、
こだわってフィルム撮影を行なっています。

日本には、世界に卓越する工芸の伝統があります。

その中で日本の漆芸は、世界の人々の注目を集めており、
世界に誇り得る日本の工芸の代表とも言えます。

古くから、日本人の生活と共にあって、
実用性と美の優れた漆芸品を生み出してきました。
また、常に創意工夫を加えて、芸術的にも高度な発展を遂げてきました。

そんな作品集の制作に33年連続で携われたことに感謝しております。

本日で最終営業日となります。

今年一年、皆さまにはいろいろとお世話になりまして
ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさま、よいお年をお迎えください。
「第33回日本伝統漆芸展」
2016年1月13日より26日まで
西武池袋本店6階アートギャラリーにて一般に公開されます。
日本が誇る伝統工芸を是非この機会に感じて下さい。

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