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日本文化の素晴らしさ 再発見!!


毎日35度を越える暑さ、皆様はどう乗り切ってますか。
今年は、例年以上に体力を消耗しております。
水分補給を欠かさず、シミの心配をしながら、頑張っております(笑)

暦のうえでは、立秋を迎えております。季節の挨拶も、
「暑中お見舞い」から「残暑御見舞い」へと切り替わります。
今年の夏も終わってしまうような寂しさを感じます。

そこで、夏の思い出のひとつとして、
おすすめのスポットを御紹介させていただきます。

今月末で、ホテルオークラ東京本館が老朽化で改築のため、営業休止になります。
本館のロビーは、日本独自のモダニズム建築そのもので、とても優雅で、落ち着いた雰囲気を感じる素晴らしい空間です。この建物が、後2週間程でなくなると思うと、残念な気持ちになります。この近現代建築遺産は、見る価値はあります。天井からつり下げられる6角形のデザインから灯される、あたたかい光は、優しい気持ちにさせてくれます。残り僅かの期間となりますが、是非、一度足を運んでみてください。

 

また、「平安の間」で開催されている秘蔵の名品アートコレクション展は、その名のごとく、「名品」の数々が展示されています。毎年、この時期に社会貢献活動のために創業者大倉喜七郎氏の意思を受け継ぎ、文化、芸術の支援活動のひとつとして開催され、収益は日本赤十字を通じて寄付されています。今年は、特に本館が営業休止になるということで、作品展示の内容が素晴らしく、江戸期から近代の日本絵画を中心に、貴重な作品を見ることができます。

喜多川歌麿、上村松園、横山大観、東郷青児等の秘蔵の名品を一度に見ることができるのは、滅多にない機会だと思います。

日本画の繊細な表現技法や独特な色調を見ると、どんなに印刷技術が発展してもあのような色彩を再現するのは難しいと考えさせられます。
絹本着色の色彩の奥行きはとても味わい深いものです。薄い色塗りであるにも関わらず、着物の再現性、四季折々の自然の表現は200年以上経過した今でも見劣りしません。

当社でも、美術作品等のカタログ受註を行っておりますが、いかに本物の作品に近づけることができるか、日々研究とその目を養うことが大切だと痛感しております。

技術を磨き、この日本文化の素晴らしさを世の中に広めていけるような仕事に従事できていることを誇りに思っております。

(塚本)

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