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蒸気機関車のはなし

みなさんおはようございます。営業部の久保でございます。

いまでも2時間ほど電車に揺られれば、あの蒸気機関車に会いに行く事ができます。
今回は東京から一番近い埼玉県の北部を走る秩父鉄道をご案内します。
このSLはJR高崎線の熊谷からJR八高線と東武東上線の寄居,西武秩父線の西武秩父(秩父鉄道お花畑に隣接)を通り三峰口まで走っている列車です。

この機関車は昭和19年に生まれ旧国鉄で主に東北地方で使用され、昭和47年に廃車。
その後は埼玉県吹上の小学校に置かれ余生を送るはずでした。
しかし昭和63年の埼玉博が開かれるのに合せて、目玉企画としてSLを走らせようということになり、このC58363を復活させることになりました。
そしてめでたく昭和63年3月に整備の上車籍復活となり
秩父鉄道を走ることになったわけです。


左は秩父駅を出発する下り列車、右は影森~浦山口間を走る上り列車

この機関車はC58形の363号機です。Cは動輪の数つまり3つの動輪(動力を伝える大きな車輪)を持つ客貨両用の万能機として設計され、国鉄のローカル線用に使用されました。機関車本体の後ろに炭水車が付いており、中距離を走る事ができました。
重量は58.7tonで線路規格があまり高くない秩父鉄道を走るのには最適です。

この列車には『パレオエクスプレス』の愛称が付けられています。パレオとは秩父地方から出土した恐竜『パレオパラドキシア』からつけられたものです。


つつじまつりのヘッドマークをつけて走るSL急行

この列車は有料急行として毎年3月から12月まで主に土、日、祭日に1日1往復運転されています。乗車券のほかにSL指定券orSL整理券が必要です。


影森~浦山口間 この時は前照灯の脇に副灯付き 右は12系客車

SLに牽かれる客車も旧国鉄の車両で冷暖房完備で主に臨時急行として使用されていたものを譲り受け、車体色を変えて4両編成で走っています。


上の2つの写真は特殊なデフレクタを付けた時のものです。
デフレクタとは煙突の左右に付いている除煙版のことです。
このJNRマークは旧国鉄のマークです。
これはイベント用に鳥取後藤工場形を付けた特殊仕様です。 


武州日野に侵入する上り列車とホーム

終点三峰口から2つ目の駅です。山の中の小駅で何ともローカル色豊かでただボーッとしているにもいい駅です。

秩父鉄道は池袋からどの鉄道を使っても2時間くらいで行ける最も近いSLが走る路線です。普段は自家用車で動いている方もたまには電車移動をしてみませんか?
なにしろ帰りは居眠りし放題、なんてったてアルコールも気にせず飲めますよ。
沿線に観光地も多いので家族サービスにももってこいです。
SLのロマンある電車の旅。この夏にいかがでしょうか?

ではまた。 久保でした。

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