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Randot15μを使いました

営業部の石川です。

今回はFMスクリーンの紹介いたします。

お客様から地図の本紙校正の依頼がありました。
地図といえば、細かい罫線で道路、線路、河川等の区分を表すものです。

通常、AMスクリーンの網点で印刷すると、
細かい罫線にがたつきがでて見難い印刷物になってしまいます。

今回、お客様に提案したのが、線切れを解消する為に
FMスクリーンのRandot15μ
使用する事でした。

このスクリーンの違いですが、
一般的に使用されているAMスクリーンは、
網点が一定の間隔で規則的に並んでおり、
網点の大小で色の濃淡を表現します。

このため、安定した調子表現が得られ、
印刷しやすい長所を持っています。
しかしながら、細かい柄の印刷などでは再現性がきびしいです。

今回使用したFMスクリーンは
一定(15μ)の大きさの網点をランダムに分布させ、
その密度によって濃淡を表現する事で一段と高品位な印刷が可能です。

AMスクリーンだとこのように線切れが目立ちます。

▲ 拡大するとこのように網点がわかります。

FMスクリーンを使用する事で線切れが解消され細かな調子が再現されます。

 

▲15μの網点が細かな調子再現を可能にしました。

スクリーンは細かな網点をランダムに配置する事で、
布地やスピーカーのメッシュ、CRTのスクリーンショットなど、
従来の印刷法では線切れ、モアレが起こりやすいモチーフを用いた
商用印刷物でも高品位な印刷が可能
です。

特に平面図や地図等に多用されるハーフトーンの細線が、
線切れすることなくシャープに再現できるのが
このFMスクリーンRandot の実力です。


東京平版ではFMスクリーンを有効な案件においてご提案させていただき、
さらに高品位な再現性をめざして参ります。
(石川)

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