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修行の身です。

最近はすっかり気温も上がり、あっという間に夏の気配を感じるようになりましたね。
2回目のブログ担当が回ってきました、D-Roomの中根です。
私は季節の中で、夏が一番好きなので、心待ちにしております
しかし同時に、もう間もなく一年が半分終わってしまうことに気がつき、焦りを感じております…
ところで、今回は最近読んだ本をご紹介致します。
寄藤文平さんの「絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考える(美術出版社)」という本です。


絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考える/美術出版社
¥1,890
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大人たばこ養成講座や、東京メトロのマナー広告でおなじみのアートディレクター/イラストレーターの方です。
「あぁ、あの絵か~!」と思った方も多いと思います。
彼の独特なタッチは、一目見たら忘れないですよね。
私は昨年度のマナー広告に登場していた「マナグマちゃん」の大ファンだったので、
毎月1日は新しいポスターを見るのを楽しみにし、マナグマちゃんのかわいさに癒されていました。

この本は、寄藤さんが「デザイナーをやめようか」と考えていた時に執筆しました。
過去の仕事を振り返ったら、今まで自分がやってきたことが整理でき、そこから何か発見できるかもしれないとの期待もあり書き始めたそうです。

なので、内容としては寄藤さんが現在のスタンスを確立するまでの紆余曲折と、
デザインするときのプロセスをまとめたものになります。

寄藤さんの作品は遊び心満載の、良い意味でふざけた雰囲気の作風ですが(笑)
かなり真面目に、ロジカルに作成されているということがわかりました。
デザインのアイデアのパターンを出す時にどのような角度から考えるのかをデザイン例と共に解説しているのがとても分かりやすく、参考にしたいと思いました。
あと、「ヨリフジさんのタッチで」と依頼されるのが嫌で、そのことで葛藤するエピソードが印象的でした。

読後、「寄藤さんのような方でも、こんなに苦労して悩んでしまうのに、
私はなんともむずかしいお仕事(デザイン)を選んでしまったなぁ…
と思いましたが、
その後すぐに、まだそんなことを考えるのは早いな(笑)と思いました。
それにそもそも、苦労しないで良いものは生まれませんし、
大変じゃない仕事なんてないと思いました

そういう訳で、今日も皆様がんばりましょう!
(中根)

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